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2021/5/25コラム

不動産投資ローンの仕組み

「不動産投資を考えているけど、ローンが組めるのか心配」という方も多いでしょう。
そこで今回は、初心者でも分かりやすく不動産投資ローンの全貌を紹介します。
不動産投資ローンがご自分に適しているかの判断材料にしてみてください。

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不動産投資ローンとは

まずは、不動産投資ローンの内容を項目別に見ていきましょう。

利用目的

不動産投資ローンとは、運用益を得るために物件を購入する際のローンを指します。
一方で住宅ローンは、個人が住むための物件を購入する際に組むローンです。
購入した物件を他人に貸し出すことで収益を得ることが、不動産投資ローンの利用目的となります。

返済原資

不動産投資ローンの対象になる物件は、投資用の不動産に限られます。
そのため住宅ローンの返済原資が個人の給与所得であるのに対し、不動産投資ローンの返済原資は家賃収入になるでしょう。

金利

不動産ローンの金利は住宅ローンの金利より高めに設定されている傾向があります。
なぜなら、空室や家賃滞納などで、返済の主な原資となる家賃収入が得られないリスクをふまえているためです。
一般的に1.5〜4.5%台で設定されています。

融資可能額

不動産投資用の物件は価格が高い上、家賃収益を期待できる点から、融資可能額も大きいです。年収の10〜20倍程度と考えておくと良いでしょう。

返済期間

不動産投資ローンの返済期間は最長35年が一般的です。
しかし、最近では最長45年のローンも誕生しています。

不動産投資ローンのメリット

では不動産投資ローンを組むメリットを見ていきましょう。

レバレッジが効きやすい

不動産投資ローンを利用すれば、自己資金の何倍もの物件を購入し、多くの運用益を得られるかもしれません。
このように少ない自己資金でハイリターンを得ることを「レバレッジ効果」と呼びます。
レバレッジが効くと、高い収益性を期待できるでしょう。

生命保険に加入できる

多くの不動産投資ローンには団体信用生命保険が付帯されています。
団体信用生命保険とは、借入者の生命に万が一のことがあり返済不可能となった場合、保険会社がローンを弁済してくれる保険のことです。
やむを得ずローンを完済できなくても、物件を家族に遺せます。

手元に資金を残せる

不動産投資ローンを組めば、自己資金全てを物件購入に充てずに済むでしょう。
手元に資金が残るため、身近な生活費などの心配も要りません。

不動産投資ローンのデメリット

反対に、不動産投資ローンのデメリットを見ていきましょう。

金利が高い

住宅ローンより金利が高い分、返済総額が多くなる可能性があります。
事前に入念な返済シミュレーションをしましょう。

審査が厳しい

返済不能リスクが高い不動産投資ローンは、審査範囲が広く通過するのが難しいです。
そのため、審査や各種手続きに時間がかかる恐れがあります。

不動産投資ローンの審査の流れ

まずは返済能力や物件の収益性により事前審査が行われます。
事前審査が通ると、次は本審査です。
本審査では審査項目が多いため1ヶ月程度かかると考えておきましょう。
本審査が通ればローン契約をし、融資がスタートします。

不動産投資ローンを利用する際の注意点

不動産投資ローンを利用する際の注意点を確認しましょう。

最低限の自己資金は必要

ローンを組みお金を借り入れるとしても、頭金や手数料などで自己資金が必要になります。
前もって必要な経費を把握し、準備しておきましょう。

住宅ローンを既に利用していると審査が通りにくい

自宅購入用で住宅ローンを利用中の場合、住宅ローンが借金とみなされ、不動産投資ローンの審査が通りにくくなるかもしれません。
併用する可能性がある場合、先に不動産投資ローンを組むのがおすすめです。

不動産投資ローンの審査を乗りきるコツ

不動産投資ローンの仕組みについて紹介しました。しかし、ローンの審査を乗り越えるにはコツが必要です。
不動産投資ローンの審査を乗りきるコツでは、ローン審査を乗り越えるコツについて詳しく紹介しています。
不動産投資を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ローンを効果的に利用して不動産経営を成功させよう

今回は不動産投資ローンの仕組みについて解説しました。
ローンの内容や長所短所をお分かりいただけたでしょうか。
無理なくご自身に合ったローンを探してみてください。