2021/7/28コラム
「不動産投資でアパートの一棟買いを検討しているが、どのように投資を進めていけばいいかわからない」
本記事ではそういった方に向けて、一棟アパート投資の始め方について解説しています。
現段階で一棟アパート投資に魅力を感じている、あるいは一棟アパート投資について知っておきたい方にとっては非常に重要な情報です。
スムーズな不動産投資を行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
一棟アパート投資を始めるにあたって、まず「投資目的」を明確にすることが大切です。
一口に「アパート」といっても、立地や広さなどさまざまです。
当然、自身が求める条件によってアパートの価格は変動します。
物件探しを始める前に投資目的を明確にすることで、投資目的と物件のミスマッチを防ぎ、目的に対して最も効率の良い物件を探す下準備になります。
投資目的が明らかになったら物件を探し始めます。
一棟アパート買いで考慮すべき要素は以下の通りです。
・新築か中古か
・部屋数はどのくらいか
・立地はどうか
・入居率はどの程度か
情報収集をする際には、インターネットのポータルサイトや、不動産会社に赴くなどしてなるべく多くの物件情報に触れるようにしましょう。
投資対象とするアパート物件の目処を立てたら、現地調査を行います。
インターネットのサイトや不動産会社の紹介のみでは物件の細部までカバーしきれていなかったり、物件に関する最新情報がアップデートされていなかったりといった可能性もあります。
入居率と年数にその収益を依存する不動産投資では、実際に入居する人の立場になって考えることが重要です。
特に、スーパーやコンビニが近くにあるか、子どもが通う学校までの距離はどうかなど、周囲の環境については敏感にアンテナを伸ばすようにしましょう。
購入したい物件の目処が立ったら、不動産会社に「買付申込書」を提出します。
この「買付申込書」は、一種の意思表示であり、正式に購入を確定させるものではありません。
物件の所有者に対して購入の意思を見せたり、購入にあたって値引きやローン特約の交渉を行ったりします。
一棟アパートの場合、平均的な価格は5000万円〜6000万円です。
これだけの資本を個人で用意することは難しいため、ほとんどの方は自己資本と借入の両方を使って投資を始めます。
多くの不動産会社は、会社ごとに提携している金融機関が存在するので、比較的融資を受けやすいようになっています。
ただし、この申し込みもあくまで「事前審査」です。
自身の年収や不動産投資における自己資本比率などが調べられ、「返済能力があるか」の判断がされます。
この段階で融資が確定するわけではないということに注意しましょう。
売買契約の前には、物件に関する事項、および取引に関係する事項が記載された重要事項説明書が宅地建物取引士から提示されます。
契約内容について、不明な点があればこの時点までに必ず解消しておくようにしましょう。
一度契約を締結してしまうと、後からその内容を変更することはできないためです。
その内容に問題がない場合は、売り手と買い手で売買契約を結びます。
最後に、融資の本審査と物件の引き渡しを行って、一棟アパート投資に関する一連の手続きは終了になります。
以上、本記事では一棟アパート買いを検討する、あるいは興味がある方に向けて、一棟アパート買いの手順を解説しました。
投資を始める上での参考になりましたでしょうか。
一棟アパート買いのフローをしっかり頭に入れた上で、その他の投資と比較検討をおこなってみてください。